ブログとTwitterを間違えてるアラサー男

Twitterと間違えてます。内容のないことを適当に書きます。

最近の高校生に思うこと

私はこんなクソみたいなブログを書いてますが教育に関わる仕事をしてます。

 

塾講師6年、教育マネージャー的な仕事を2年です。

 

塾講師時代は小中高全ての数学算数理科を教えていました。業界でも相当珍しいですよこれは、

 

そんな中最近強く疑問に思うのはZ世代の学習方法でありますね。

 

みんな楽して勉強しようとし過ぎでは???

 

原因は2つあると思います。

 

1.周りの承認欲求に振り回される

2.ドーパミン中毒

 

どちらもスマホとかSNSが影響しているように感じますね。

 

私はTikTokとかはガキのやるものと思っていてやった事ないです。

Instagramはやってますがかなり狭いコミュニティでひっそりと楽しむ、close friendsはかなり絞っていて本当に私が許した人しか入ってないような使い方をしてます。

 

なぜこうするのか、そこに理由はないけど別に誰かに何を見て欲しいとかはないからですかね。

 

教育の仕事をしているので人と話す機会はとても多いので承認欲求は対人関係で満たされてますので誰かに伝えたいけど言うと偉そうになりそうなどうでもいい承認欲求は誰も読んでないここで満たしてます。

 

しかし、今の中高生はどうでしょうか、、

SNSで他人から認められたい、自分の考えを共有したいという欲求はすぐに満たすように行動してるのではないでしょうか。

 

それ自体は悪くないと思いますよ、自己主張は大切です。

 

しかし、ここで問題なのは他人の承認欲求に溺れて、そして憧れてしまう事

 

YouTubeは私大好きで一日中見てますが、勉強系の動画は有害だと思ってます。

 

なぜなら、具体的な授業をするのではなく、方法論を語る者が多いから。

 

受験勉強に関心がある方なら目にした事があると思いますが、『簡単に単語を覚える方法』『一日2時間からやるだけで東大合格』みたいな動画ですね。

 

いやすげぇなほんまに、真似したい、これで楽に俺も受かるぞ!って気持ちにしてくれます。

 

でも本当に受かるのでしょうか?正直疑問です。

 

私は思うんですよ。

過激な発想かもしれませんが、"地方出身"で現役東大合格勉強時間は一日中5時間みたいな人いますか?

 

いないっすよ。(いるかもしれませんが)

 

YouTubeで凄いこと言ってる人みんな首都圏の人じゃないっすか???

 

私の持論ですが、首都圏は中学受験が盛んです。

中学受験は本当に厳しい世界です。私が塾講師をやってた時から感じてますが、大人は子供を相当に追い込みます。(私も例外ではなくそれが仕事なので)

 

夜中まで勉強させられる。親は嘆く、どんなにいい成績を取っても許されない。大人に怒鳴られる。そんな世界で10代前半から一日中勉強する経験をさせられます。

 

だけどこれってすごく大切なことです。

人生において物凄い負荷を感じながら何かを成し遂げる経験があるかないか、この差は凄まじい。

 

そしてこれを経験した人は自身の限界や、自分に合ったやり方、効率の良い方法を自然に身につけます。

 

そして最後には努力を努力だと感じなくなります。

↑これが2時間で東大に受かるトリック

 

こうなれば人間簡単です。

実力があって普通に生きていれば受かる。

こういう人は周りの人が辛い辛い言いながら頑張るふりをしていることを知っているから自分は天才、こう言う方法をすればいいのにって親切に教えてくれるんですよ。

 

でもそれは幼少期に泥臭く、涙を流しながら勉強した経験があるから、そしてそれを本能が覚えているからです。

 

地方の高校生はそんな経験ないですよ。

勉強方法に正解はなく、正解は自分で見つけることです。

 

これが出来ない。だから努力の天才に踊らされる。そして自己肯定感が死んで勉強が嫌いになる。

 

こういう事です。

 

またドーパミン中毒からも深刻です。

 

昨今の人間の娯楽はとにかく短く、簡単に、快楽を得られるように遷移してきていると思います。

 

昔映像系の娯楽といえば映画だったはず、120分くらい部屋でゆっくりリラックスして映画を見て感動を得る。

これが普通だったはずです。

 

それがテレビが生まれたことにより60分の番組、もしくは30分の番組と時間が短くなり、その短い時間で見せ場を作るべく人々は帆走しました。

 

そしてYouTubeが流行り15分の動画で面白く内容の濃い映像が生まれ、そして今はTikTokyoutube shortなどの1分で面白く、簡単な娯楽へと変わってきました。

 

つまり人間は120分かけて感じていた快楽を1分で感じられるようになったと言うことです。

これがつまり何をもたらすかとかいうと、簡単に答えを得られる、快楽を得られることに慣れ、努力しても結果が現れない時に心が折れてしまう人が増えたという事です。

 

私は泥臭く勉強して欲しいんですよ。YouTube、ネットでこの参考書をやれば東大に受かるとかこう言う方法が1番伸びるとか色々ありますけど本当にしょうもない。

 

舐めるな!凡人が何を言っているのかと言いたい。

 

涙を流し、辛い辛いと言いながら勉強する。それを大人が一緒に応援する。

それが大切じゃないですか。

 

形から入ってノートを買い、書きやすいというペンを買い、伸びると言われた参考書を買う。

 

大いに結構、しかしそれをやり切りましたか?こなしただけじゃないですか?やり切るとは真っ黒になるまでノートを使い、参考書は千切れ、ペンは折れるそういう事ですよ。

 

みんな半分くらいやってよくやったわぁ〜、自分は頑張った〜、とか参考書をなんとなく1周こなしてこれで安心安心となっていると。

 

いやぁこれじゃ受からないですよ。

簡単に快楽を得られる世界に生きているから簡単に成果を得られたように感じるわけですね。

 

だらだら書いてきましたが、何が言いたいかというと泥臭く勉強しようや高校生たちよ

 

それが大切なんすよ。

自分でやった経験が大切です。成果じゃないです。

『やれるだけやった頑張ったけどダメだった。だけど良かった』

これを感じて欲しい上手くいかなくても努力していればこう感じるはず。こんな高校生が増えることを願ってます。